「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに！

「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに！

＊一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録（無料）が必要です。会員登録はこちら

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

＊一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録（無料）が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

＊一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録（無料）が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

＊一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録（無料）が必要です。会員登録はこちら

脳診断で、社員と組織を強くする！

第1回　脳タイプを知ろう　　簡易診断付！

人は、脳の優位性による得意分野の違いで4タイプに分類できます。各人が自分の得手な仕事で活躍し、不得手は仲間がカバーして、組織の力を最大化。企業力を高める方法を、3回連載でお伝えします。
（T&T PARTNERS会長、公認会計士　�睛�智弘）

< 1 2 >

　人にはそれぞれ得意分野が有ることは誰にでも分かる。
　考えてみれば、国語が好きな人、算数が得意な人、図画工作が上手な人、数値に強い理工系、文章に強い文化系、身体を動かすことが好きな体育会系、そして草食系や肉食系等々のタイプがあると良く言われる。
　いろいろなタイプ、つまり異質の人が集まって働いている組織が企業である。

　もちろん、この企業のお客様や商売相手も異質な人や異質な人が集まった企業である。異質な人たちは、得意不得意も違い、好みも異なったりする。

　知の社会と言われる21世紀は、この個性を重んじる新しい社会である。横並びや村社会的な同質の社会が変化しており、今は異質な人達による新しいニーズが出現し、社会は新しいビジネスモデルを要求している。新しいビジネスモデルが構築されると、従来型の経営や業務方法、それに携わる人々の人事労務のやり方等々を一変しなければならないことになる。

　つまり知の社会で生き残れる企業は、新しい顧客が期待し満足できる独自の商品・サービスを生み出す創造性に富んだ組織でなければならない。そうするためには、当然ながら創造性に富んだ社員を集め、どのように彼らの生産性を上げるかを解決しなければならない。また、従来通りの仕組みの下でも、人によって得手不得手があり、業務の効率性に大きな差が出る。

　つまり集めた社員全員が個人の適性にあった業務に就くことができれば、個々人が率先して力を発揮できることになり、結果として組織能力を最大化することになる。これが、「脳を知ると、社員と組織が強くなる」理由である。


１．ハーマンモデルとは何か

　ハーマンモデルは、個人能力に着目した科学的な適財適所ツールと言われている。1970年代 米国でさかんに研究された大脳生理学理論がハーマンモデルの土台になっている。

　これは、米国ニューヨーク州にあるＧＥ社経営開発研究所の経営者教育の責任者であったネッド・ハーマンが　大脳生理学に基づき開発した個人と組織の価値創造力開発ツールである。人に「利き手」・「利き目」があるように、ネッドハーマンは「右脳左脳の理論」で有名なノーベル賞科学者のロジャースペリーや、大脳新皮質（脳の一番外側）・辺縁系（その内側）・爬虫類脳（真ん中の人間の体を統括している）の三位一体説を唱えた米国国立衛生研究所のポールマクリーンの理論を経営のジャンルに適用し、個人には業務に対して向き不向きがあるという「利き脳」の理論を打ち立てた。

　知に関係するのは上の２つの脳、大脳新皮質と辺縁系である。大脳新皮質は人間脳と言われる知を司る脳であり、辺縁系は、動物が持っている動物脳とも言われるもので、家族を守る・生きていく・危機に対して対応する等のリスクマネジメント的な活動をする脳である。

　また、右脳左脳と言われるように脳梁で分かれていて２つになっているので、上下と左右で４つに分かれている。そこで、ハーマンモデルは、人間行動を４つのタイプに分けて解説している。
　上の図のように、左脳がＡ／Ｂで表され、右脳がＣ／Ｄとなる。したがって大脳新皮質がＡ／Ｄ、辺縁形がＢ／Ｃとなっている。現在は世界に広がり、１００数十万人にＨＢＤＩ（ハーマンモデルによる脳優勢度調査）が実施されている。

　４つの各タイプを説明すると、論理的でちょっと理屈っぽいかなという人たちがＡタイプで、分析が好きで、どちらかというと数学や統計が得意なタイプである。
 Ｂタイプは、計画書や規則通りやらなければダメだ、と言う人たちであり、ＩＴシステムのプログラマーや製造部長等に向いているタイプ。
 人に優しい、結果や理屈は別として、今までも頑張ってきたのだから評価しなければ、というタイプの人はＣとなる。
 Ｄタイプは、全体を見回し、新しいことを開発したり、色々なコンセプトを結合して新しいモノを作るのが好きで、細かいことは嫌いなタイプである。

※次ページ以降の閲覧には、会員登録（無料）が必要です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

�睛� 智弘（たかなし ともひろ）   　 　
T&T PARTNERS 会長、公認会計士、新潟大学大学院ＭＯＴ特任教授、日本ナレッジ・マネジメント学会　副理事長。　　　
専門：経営コンサルティング（中堅中小企業の実践力を高める経営改善で評判）と企業研修。特に経営品質・ベンチマーキング・内部統制・知の経営・人財マネジメント等。
著書：「知の経営 透き通った組織」（白桃書房2009）　「ハーマンモデル」 ( 監訳、東洋経済新報社2000 )　他多数。

 

 

< 1 2 >

一覧ページへ戻る

２ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録（無料）がお済みでない方はこちら

会員登録（無料）はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

ヒトがあつまる職場／田中和彦

[第1回「自分のアイデアが形になること」]
企業は、ずっと同じ人たちで運営していくことはできません。人が辞めても、また入ってくる職場について考察します。

判例に学ぶ労使トラブルの処方箋／岡正俊

[カスハラにあった従業員から安全配慮義務違反で訴えられたら〜M事件（東京地裁H30.11.2判決）〜]
近年、労働関係の訴訟は社会的関心が高まり、企業にとって労使トラブル予防の重要性は増しています。判例をもとに、裁判の争点や予防のポイントなどを解説します。

時事トピックス

[正社員等、パートタイム労働者ともに不足超過が継続]
人事労務関連のニュースの中から、注目しておきたいものや社会の動向を捉えたものなどをピックアップしてご紹介します。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook