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パート・アルバイトスタッフを「いかに採用し、定着させるか」について、押さえなければならないポイントや、施策を考えるヒントなどを解説します。
★今月の問い
新人パートアルバイトさんに何から教えていますか?
パートアルバイトさんの求人・定着にお困りの現場に行くのが私の仕事。今月お伺いした西日本の中山間地域の飲食&小売店。求人を出しても応募がなく、もう打ち手がないということでお伺いしました。私がお伺いしたからといって解決するとは限りませんが、一緒に考えることはできるので、現場を見て、いろいろ知恵を絞ってみます。
そこで私が最初にやったのは、初めてお会いするパートさんにごあいさつをし、「〇〇さんは、どちらから通ってきてくださっているのですか?」とおたずねしたことです。すると、店舗のあるA市内ではなく、隣のB町やC市から30分くらいかけて来てくださっていることが判明。店はA市の外れにあるので、こうしたケースも考えられますが、全員に聞いたところ、市内から通っている人は1人もいませんでした。一方、店長さんは他県から単身赴任で配属。赴任から数年経過しているとはいえ、地元事情にはあまり詳しくありませんでした。
求人はA市内9000世帯だけに新聞折り込みをやっていたそうですので、これは苦戦するのもうなずけますね。今いるパートさんが住んでいる地域への求人強化をご提案しました。結果がどうなるか、心配でもあり、楽しみでもあります。
以上のように、求人の応募が増えるように改善しつつも、私が気になっているのは、せっかく入ってくれた新人さんがすぐ辞めてしまうことです。早い人は数時間で辞めてしまうそうです。これをどう改善するか悩ましいところです。
さて、今月のこの問いにみなさんはどう答えますか。
「新人パートアルバイトさんに何から教えていますか?」
●今月の答え
「組織の目指していることと、ハウスルールから教えます」
前回お伝えしたパートアルバイトさんが即辞めする2大原因対策、
(1)「人間関係」の不安(この人たちとはムリ!)
(2)「仕事」の不安 (この仕事ムリ!)
今月は“(2)「仕事」の不安対策”についてお話します。
最も重要なのは、「初出勤日に何を伝えるか?」です。初出勤日、新人さんは「どんな人がいるのかな?」という人間関係の不安のほかに、「自分にできる仕事かな?」「ついていけるかな?」と仕事そのものへの不安が最大ピークです。同時に「無理そうなら、辞めるのは早い方がいい」と逃げ腰状態でもあります。そんな状態の日に、みなさんなら何を伝えますか。
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●文/赤沼留美子(あかぬま るみこ)
有限会社スマイル・ラボ パートアルバイト労働総合研究室代表。パートアルバイトさん専門マネジメントコンサルタント。
1995年、津田塾大学卒業後、株式会社ファミリーマート入社。店舗勤務を経て、当時5,000店10万人のパートアルバイトさんマネジメントのしくみ(オペレーション基準・採用・現場訓練・評価)づくりと普及業務に約10年携わる。2005年独立。苦学生時代の豊富なアルバイト経験(20 種類超)と、前職で培ったノウハウとを活かし、パートアルバイトさんを主戦力とする企業のサポート活動を行う。顧客企業は宝飾品販売店(400店)、レンタカー(800店)、雑貨店(50店)、スーパー(40〜200店)、コンビニ(300店)など多岐に渡る。小学生3人の母。
http://part-soken.com/
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