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感情をコントロールする方法/笠原彰

第4回「最悪の事態を考える」

怒りや妬みなどの負の感情のコントロールを学ぶことは、メンタルを強くし、仕事の成果や自己成長につなげることができます。メンタルトレーニングの考え方をベースに、ビジネスシーンで沸き起こるさまざまな感情との向き合い方を解説します。(2019年7月11日)


 第2回でご紹介した全米大学体育協会(NCAA)で複数回、優勝経験がある選手の7つの共通点のうち、今回は(5)と(6)について紹介します。

 

(1)自分のやるべきことに集中して、心理的に準備しておくこと
(2)本番に向けて心理的準備をすること
(3)自分やチームを信じること
(4)目標設定を明確にすること
(5)小さなことを見落とさないこと
(6)気が散ることに対して、プランを立てておくこと
(7)自分がコントロールできることに集中すること

 

 

(5)小さなことを見落とさないこと

 

 小さなことは、めったに起きないような不測の事態を意味します。スポーツ、ビジネスで活用されているメンタルトレーニングですが、元々は旧ソビエト連邦の宇宙飛行士のために開発されたのが始まりです。宇宙飛行士の訓練には、不測の事態に対する対処カリキュラムが多数組み込まれています。

 

 宇宙とビジネス、世界は違っても、どちらも不測の事態への対応を間違えば命取りであることに変わりはありません。そのためには、防衛的悲観主義がおススメです。最悪の未来を考えて、最高の結果を出す思考パターンです。防衛的悲観主義を活用する方法は、以下のとおりです。

 

・めったに起きないような最悪の事態をできるだけ多くリストアップします

 

・そのときの気持ちを想像します。気持ちを想像することによって、感情の変化に慣れるイメージトレーニングになります

 

・最悪の事態にどう対処するかをリストアップします

 

 防衛的悲観主義に沿って、万全のプランを準備します。万全のプランは、フローの重要条件です。

 

 

 

 

(6)気が散ることに対して、プランを立てておくこと

 

 気が散るようなストレスフルな状況をストレッサー、ストレッサーによって起きる心身の変化をストレス反応といいます。ストレッサーに気づき、積極的にプランを立てていくことをコーピングといいます。コーピングを作る手順は、以下のとおりです。

 

・気が散る状況、ストレッサーをリストアップします

 

・ストレッサーに対するコーピングをたくさん考えます。コーピングを作るポイントは、思考と行動をたくさん考えることです。一生懸命とか死ぬ気で頑張るといった意気込みや心構えは漠然としていて、結局何をしたらいいのか分からないことが多いです。具体的な思考と行動を考えます。1つのストレッサーに対してコーピングを最大100個考えて下さい。考えている時間自体が、積極的に対処していることになり、コーピングになります

 

・コーピングを手書きしたリストを常に持ち歩いて下さい。お守りを持っているような安心感が得られると同時に、つい度忘れしてしまった場合、確認することができます

 

 コーピングを考えた時間に比例して、自信という感情が出やすくなります。

 

 


 

 

●文/笠原彰(かさはら あきら)
作新学院大学教授、メンタルトレーニングラボ代表、栃木県体育協会スポーツ医科学委員会委員
日本体育大学大学院修了。プロアスリートや中高生チームへの指導など、メンタルトレーニングに関する豊富な実績を持つ。近年はスポーツ分野にとどまらず、一般企業のビジネスパーソンのメンタルスキルトレーニングや講演活動も行っている。著書に『誰でもできる 最新スポーツメンタルトレーニング』(学研プラス)、『気持ちの片づけ術』(サンクチュアリ出版)、『ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル』(ゴマブックス)。
http://mt-labo.sakura.ne.jp/

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