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社内コミュニケーションは、人の定着や生産性向上の土台となるものです。コミュニケーションの醸成や活性化させるための考え方や手法について解説します。(2021年3月25日)
いよいよ最終回になりました。最終回は、リーダーの方々の悩みの上位に入ってくることが多い「報連相」をテーマにいたします。成果を出すチームは、リーダーから求めなくても報連相が自発的に上がってきます。今回は、報連相が上がってくるリーダーが意識していることをお伝えしていきます。
リーダーが失敗談を自己開示している
部下から信頼される強い組織のリーダーは、意外なことに自分の小さな失敗談を自己開示しています。このように研修やセミナーなどで伝えると、「失敗談なんて言ったらバカにされるのではないか?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
自分がどれだけ能力があるか、実績があるかを明示するリーダーには、「こんなこと相談しても大丈夫か?」と、部下が勝手に思って相談に来ないかもしれません。
悪い報告をされたときに叱らない
部下から悪い報告を受けた場合、状況にもよりますが、明らかに部下のミスである場合は、つい怒りたくなることもあるでしょう。しかし、ここで怒ってしまっては何も先に進みません。実は隠ぺいなどの不正は、激しく怒るリーダーの下で生まれているというケースは少なくありません。
悪い報告をして怒られるくらいなら、部下は報告しなくてもいいやと思ってしまうのです。ですから、まずは悪い報告でも報告に来てくれたことに感謝します。そのとき、「だからさあ」「どうせ」などのネガティブな言葉を使わないようにしましょう。報告されたら「そうか」「大変だったね」「確かに」など、相手の意見を受けとめる言葉を意識的に使うようにしましょう。
相談禁止の時間を決めておく
普段は部下に温和に接しようと思っていても、忙しかったり、何か考えごとをしているときに相談されると、ついイライラしてしまうこともあります。ですから、「いつでも相談に来いよ」と言ってはなりません。
おススメなのが「相談禁止タイム」を作っておくことです。この時間は企画書作成などのクリエイティブな仕事をしたいなどと言って、予定をブロックします。自分がこの時間はついイライラしやすい時間帯を相談禁止タイムにするのもありです。
逆に、リモートワークを導入されている会社では、今までのように部下がリーダーのデスクに行って「ちょっといいですか?」と気軽に相談がしづらくなっています。いちいち「30分後にzoomで相談に乗っていただいてもよろしいでしょうか」とは言いづらいものです。相談のハードルが上がっているわけです。
ですから、今日は15時〜17時は「相談タイム」と決めてしまうのがいいでしょう。このようにすることで、部下がきちんと相談内容をまとめてから来るようになります。
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●文/吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)
コミュニケーションデザイナー・人財育成コンサルタント・上司向けコーチ。
経営者・中間管理職の方向けに人材育成、チームビルディング、売上げ改善の方法をコーチングの手法を使ってコンサルティング活動を行なっている。16年間のBtoB営業で2万人への対面プレゼン経験および11年間の管理職経験で累計100人の部下を育成した経験をもとに「営業力アップセミナー」「褒め方・叱り方・伝え方をベースにしたコミュニケーションセミナー」「モチベーションアップセミナー」も開催。著書に『仕事が早く終わる人、終わらない人の習慣』(あさ出版)、『部下に9割任せる!』(フォレスト出版)、『リーダーの「やってはいけない」』(PHP研究所)など多数。
http://yukihiro-yoshida.com/
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