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店舗マネジャー、FCオーナーとして14年、商店主専門のビジネスコーチとして16年、合わせて30年間、現場に関わってきた著者が解説します。(2021年10月26日)
緊急事態宣言などが一旦終了し、人々は徐々に今までの生活を取り戻しつつあります。このまま年末商戦まで事態が急変することがないことを願うばかりです。ただ、気温が低下するとともに、新型コロナの感染者数が再び上昇する、もしくは、今度はインフルエンザが猛威を振るうというケースも十分考えられます。また、感染症だけではなく、災害発生のリスクは常に高い状態にあります。
VUCA(ブーカ)の時代と言われているがごとく、数カ月、数週間先のことも予想不可能な時代だからこそ、現場のリーダーは、いつでも、どんなことが起こったとしても、しなやかに対応できるように準備をしておくことが求められます。
※「VUCA」とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った造語で、未来の予測が難しくなっている今の世の中のことを指します。
緊急事態宣言下において、飲食店を中心に休業をしていた店舗が多くあります。その間、店主が支援金を当てにして仕事らしい仕事せずに過ごしていた場合と、店を閉めていても再開したときのために準備をしていた店とでは、その後の結果は大きく変わります。
休業中の過ごし方がその後の業績を左右する
私がよく知る大阪の飲食店では、緊急事態宣言下でも自治体が定めたルールに則り、営業を続けていました。その際、時短営業ですので、早く店を閉めることになりますが、すいている時間は、お客さまとつながること、スタッフの気持ちをまとめることを積極的に行っていました。結果として緊急事態宣言が明けてからの業績は、エリアの平均と比較して10ポイント以上、上回っています。
先が読めない状況下で行うべきは、どの方向に駒が進んだとしても、その状況に対応できるように準備をしておくことです。そのとき、何か1つに絞るのではなく、考え得るすべての「対応策」を講じることができるようにしておきます。
「売上づくり」であれば、一番重要な対応策は“お客さまとの関係を絶やさない”です。店舗の売上が下がる一番の原因は、お客さまに忘れられてしまい、客数が減少することです。そうならないように定期的にお客さまとコンタクトを取るのです。例えば、LINEでメッセージを送る、インスタグラムを毎日更新する、YouTubeに動画をアップする、手書きのおはがきを出すということです。
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●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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