「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜
ヒトがあつまる職場/田中和彦
事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子
デキル人が辞めない15分マネジメント術/岡本文宏
怒りを笑いに変える!クレーム対応/谷厚志
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
家事代行サービスを行っている株式会社ベアーズは、さまざまな制度を通して、社員のモチベーションアップを図っています。
毎朝、朝礼前に社長主催の勉強会『ベアーズフィロソフィー』
「朝礼前の時間に10〜15分くらい、社長主催の勉強会『ベアーズフィロソフィー』を行なっています。参加者は新卒者、中途採用、管理職、入社3カ月目、1年目などステージに分かれています。内容は昔の偉人から松下幸之助といった現代につながる人物の言行録を読んだり、解説したりするというものです」
家事代行サービスのパイオニアである株式会社ベアーズの秘書課・マーケティング部広報課である木造友紀さんは言う。朝礼前に社長主催の勉強会と聞くと、それだけでうんざりするのが人情というものだろう。ところが同社ではそれがモチベーションアップにつながっているという。
「最初は、始業前の時間がもったいないなと思う人もいたと思います。でも、続けるうちに勉強会で社長との距離が縮まるのが分かります。社長の考えや思いが伝わってきますし、わが社のフィロソフィー(哲学)が自然と身につき、ビジネスマインドも培うことができます。勉強会は、創業以来毎朝欠かさず続けています。短時間でも、コツコツ勉強を続けることはとても重要なのだと思います」
秘書課・マーケティング部広報課 木造友紀さん
チームの連携を促す「リボン賞」
ベアーズの社是は「お客様感動度120%への飽くなき追求」で、高橋健志社長が考えたものだ。勉強会も突き詰めれば、そのためにあるといっていい。仕事に対する意識を高め、それを実際に運用していくための制度も、同社ならではの考えがある。ベアーズフィロソフィーのキーワードは「横のつながり」だ。
ベアーズのコア事業は家事代行サービスである。管理部、営業部のほか、教育、システム、コールセンター、マーケティングなど、それぞれの部門は独立したミッションを持ちつつも、顧客サービスを高めるという点で隙間ない連携が組まれている。
例えば、ベアーズのホームページを見て、コールセンターに問い合わせがあるとまず営業部に伝えられる。営業はお客さまに要望を聞き、マッチング担当の部署に伝え、マッチング担当は顧客の希望に沿ったタイプのスタッフ(ベアーズレディ)を人選する。
スタッフの教育や管理を行う教育部はベアーズレディの育成を日々行う。実際にサービスを行うベアーズレディが仕事を終えると、コールセンターに報告が届く。そして経理部が請求処理を行う。これらの一連の流れはすべてシステム部がデータベース化している。
この横のつながりを強化する制度が『リボン賞』だ。社員同士で感謝の意を伝え合う制度で、朝礼時に行われている。
「担当社員が、朝礼時にある社員に対して日ごろの『ありがとう』の気持ちを発表します。このとき、発表された社員が所属するチームにはリボンのシールが授与されるというものです。疲れているときに栄養ドリンクを配ってくれたとか、掃除当番を手伝ってもらったとか、どんなことでもいいのです。月間で一番多くリボンを授与されたチームには、毎月行われるマンスリーアワードという表彰イベントで月間リボン賞のトロフィーが授与されます」
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
●株式会社ベアーズ
所在地/東京都中央区日本橋蛎殻町1-34-5
創立/1999年10月
従業員数/167人(ベアーズレディー登録スタッフ数4,300人)
資本金/8,950万円
事業内容/家事代行サービス、キッズ&ベビーシッターサービス、ファミリーサポートサービス(介護支援)など
ホームページ/ http://www.happy-bears.com/
その他のコラム記事を見る
ヒトがあつまる職場/田中和彦
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス