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【4事例】職場のハラスメント問題を考える

過去に公開したコンテンツや情報を、テーマに沿ってピックアップしたり、社会情勢にマッチしたものなどをご紹介します。(2018年8月29日)

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 今年に入り、スポーツ界ではハラスメントに関する不祥事が相次ぎ、社会的注目を集めています。そんな中、スポーツ庁が各競技団体のガバナンス(統治)を強化するため、庁内の関係部署を集めた作業チームを立ち上げるという報道がありました。すでに4団体に試行しており、さらに取り組みを広げるとのことです。
 ハラスメントは古くて、新しい問題と言われます。企業でも問題は後を絶ちません。今回は、「ハラスメント問題」の関連記事をご紹介します。

 


★【事例1】「モラハラ上司」(職場のメンタルヘルス/2012年12月19日)

 

(本文抜粋)
 不動産関連会社のK課長のもとで働いて、2年以上もった社員はいない。やはり2年もたなかった社員がいた。一郎だ。一郎は現在休職中だが、次の新しい会社で働く気力が全くわかない。一郎は、「どうしたら生活保護は受けられるか、そんなことばかり考えてしまう」と言う。次の会社にもK課長のような上司がいて、また毎日嫌な気持ちで仕事をするのかと思うと働く気力が出てこない。
 K課長は、一郎が苦労して成果を出しても褒めない。仕事がうまくいけば自分の指導のおかげで、うまくいかなければ部下の責任にする。いつも一郎は辞めた人間と比較され、「あいつならこうしたはずだ。あいつはあきらめなかったよ」などと言われた。比較されるのは、2年間もたずに会社を辞めて、その2週間後に突然死した人である。


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★【事例2】「職場にウソをついた理由」(シゴトの風景/2018年3月14日)

 

 堀越真知子さん(仮名・25歳)は、大手のハウスメーカーに新卒で入社して3カ月目で「失敗した」と思ったという。
「体育会系の会社で、社内の飲み会が週に4、5回はあるんです。行かないと翌朝“お前、昨日どうして来なかったんだ”と詰め寄られます。営業職なので、取引先との飲み会であれば割り切れます。でも、同僚との飲み会で、ほぼ毎日終電はキツいですね…。何度も辞めようと思いましたが、3年以内に自己都合で辞めると職歴に傷がつくと思い、我慢していました」


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★【事例3】「部下を“心の病”にする上司たち」(職場のメンタルヘルス/2015年8月19日)

 

(本文抜粋)
 37歳の智子は自動車販売会社に勤務している。彼女は、大粒の涙を流しながら「私、上司にひどいセクハラをされました」と言う。上司は残業で2人きりになると、体を触るなどのセクハラをしてきた。その行為はすぐにエスカレートし、性的行為を強要しようとした。彼女は必死に抵抗し、なんとかその場から逃げた。その出来事があってから、上司のセクハラ行為が幾度も彼女の脳でフラッシュバックした。朝の通勤途中に気分が悪くなり、出勤できなくなることもあった。

 

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